高校を卒業して仕事に入り、成人式を迎えて酒や遊びに、色んなことができるようになった8年前。
僕は何か新しいことを始めようと思った頃は、ゲームばかりして肥満体型だった。
・動かなければ!(クソデカビッグボーナス)
当時体重90kg目前で汗かき。酒とタバコと油モノに溺れ、皮膚が弱かったこともあって流石にやばいとなった。当時メタルギアシリーズに心惹かれていた僕は、真っ先に幼馴染のきっちゃんに声をかけた。
もしかしたら嫌われるかも…とか、流石に引かれるかな…なんて自分の趣味に後ろめたさを感じていたが。
「いいのぜ。」
と即答を頂いた。
もう一人の幼馴染のコツコツボーンキング(体脂肪計がエラーを起こすほど痩せていたため)も誘い、サバゲーをやることになった。
・大阪にある某サバゲフィールド
取り敢えずサバゲーに出向くためには色んなものを買い揃えないと戦場に行けない!なんて僕らは思っていた。
そこはやはりビジネス化されている。
商業展開に進化したサバゲーはやはり集客する課題があるので、そこで躓くのはやはり僕のような一般ピープルだ。身持ちがない。
銃、玉、ゴーグル、サバゲ用のマスク、そしてサバゲー用の服装だ。
そんな僕が所謂サバゲーフィールドに聞くと一式レンタルできると返答があった。
お店は参加費3500円、登録費500円、サバゲグッツをレンタルすればセット金額合計五千円だと言われ、そそくさ参加した。
・僕がやりたかったのは
もちのろんでセット料金にしたか、サバゲー用の服装はお断り致した。そこはお店と相談すればなんとかなったりする。服装をお断りした理由は一つ。いや2つある。
・人の汗と泥にまみれた服が選択したとは言え、嫌だったこと。
・PMC装備が好きだったこと。
フィールドで貸し出しているのは大体が上の画像のような迷彩柄。所謂、軍人さんが着るようなカモフラ(カモフラージュ)だった。
僕はそこに一切のロマンを感じなかった。僕がやりたかったのはラストオブアスのジョエルや。
ウォーキングデッドのリック
彼らのような私服で武装したおじさん、PMC装備(民間軍事会社)に興味ビンビンだった。
写真は違う時期にみんなで行ったサバゲー写真だがこんな感じ。自分の中でやりたい服装を体現することが、サバゲの醍醐味だ。
・レッツゴー
紆余曲折あって服装はミリタリージャケットにジーパンで決定。かばんに服とやる気を詰め込んで、僕のタントカスタムで岸和田に向かった。
途中道に迷って狭路でサイドミラーを粉砕したが、町の名もなき車修理おじさんに直してもらったので無問題。
現地に到着すると、年齢差の激しいおじさん達に迎えられた。どうすればいいかわからず3人で受付を探していると、気のいいおじさんに声をかけられた。
「きみたちはじめて?受付ならこっちだよ?」
気のいいおじさんはタバコ臭かったので、ヤニおじとしておこう。
ヤニおじはサバゲチームのリーダーをしている人で、とても話しやすく気さくで、すぐに仲良くなった。
だが僕らはこれが
大学新入生のサークル勧誘活動と全く同じだった事に気づきもしなかった。
次に続く。