2011年7月2日日本公開
アイアンマン、ハルクとはまるで違うジャンル
アイアンマン2から一年後、科学的なスペックは一切なし。魔法と剣、北欧神話をベースにした宇宙人ヒーロー「マイティ・ソー」が公開された7月。
アイアンマン2のポストクレジットに写ったハンマーで次回の映画がマイティ・ソーだとわかった人は少ないだろう。
わかっていたのならかなりのアメコミヲタクか、格ゲーマーくらいだ。
やはりアイアンマンとは違うが…
系統の代わり映えが目立つ作品のためか、前作の興行収入よりアメリカでは約2億ドル、日本では約7億円ともにダウンする結果に。だが幸いなことにここで映画業界の波が少し下がっていた。
ハリーポッター最終章パート2、トランスフォーマー、パイレーツ・オブ・カリビアン、ミッションインポッシブルなどなど、ナンバリングタイトルの続編がランキングを占めており、秀でた映画があったかと言えばそうでもない。
無論、面白い映画もある。だが前年度の盛り上がりがあるといえばそうでもない。
因みにライアン・レイノルズが主演を勤め、自ら嫌う映画グリーンランタンも本年公開だった。
ざっくりストーリー
9つの世界からなる一つ、神々が住まう場所アスガルド。
そこでは全能の神オーディンから息子、ソーへの王位継承の儀式が執り行われていた。
大勢の観衆の前で、死にゆく星の心臓で鍛えられ強大な力を持つムジョルニアを携えるソーは観衆のオーディエンスに答えながら玉座の前で膝をついた。
順調に式典が進む中、突然アスガルドの宝物庫に青白い侵入者が現れる。
それを持ち去られようとしたその時、宝物庫の番人である全身銀色のデストロイヤーが現れ、3人の巨人を瞬殺してみせた。
オーディン、ソー、ロキが宝物庫に訪れると氷の刃を見つける。
侵入者は氷の巨人と呼ばれる者たちで9つの世界にある一つ、ヨトゥンヘイムからであり、彼らは氷の巨人たちから奪った全てを凍てつかせる兵器を狙ってのことだった。
ソーの力を示し滅ぼそうと傲慢な考えをオーディンによって止められてしまい、王位継承は有耶無耶になってしまう。
しょんぼり王子とおとうと
落ち込んでると思いきや、王になり損なったこと、それから王の生半可な対応に業を煮やしているソーに、弟であるロキが兄をそそのかした。
ヴォルスタッグ、シフ、ファンドラル、ホーガンを連れてヨトゥンヘイムへ乗り込んで行った。
しかしそこは敵の拠点。すぐに取り囲まれてしまった。ロキは兄をコントロールしようとするが、敵の挑発にまんまと引っかかる。ファンドラルが負傷、窮地をオーディンに助けられる結果に。
追放されるよねそら
だがそれ以上にオーディンは怒っていた。
長年の平穏を破ったこと、そして国民、ひいてはミッドガルド(地球)の人類を軽んじたことにかなり怒っていた。
人を顧みない言動に呆れられ、力とハンマーを取り上げアスガルドから追放される結果に。
地球上陸
天文物理学者のジェーン・フォスターは天体観測中に、異常な大気変動を見つける。同じく天文物理学者のエリック・セルヴィグ博士と政治学専攻のダーシー・ルイスを連れて観測に向かう。猛スピードで車で向かった所
ソーを轢いてしまった。
人類初、神を轢いた女
神の力を取り上げられ、脆弱な体になったソーは気絶し、目覚めると病院の担架の上に乗せられていた。
場所は変わり、ジェーン達は昨夜のデータをまとめていると光の中に埋もれる人影を見つける。
明らかにソーと自身が呼んだ彼との因果関係にあると見て、病院に向かう一同。
ソー回収!!
ソーをなんとか回収、話を聞くも要領を得ない回答ばかり。
そこでたまたま同じ店内で話す二人組みの男が、絶対に持ち上げられない衛生の話をしていた。ソーはそれを聞いて目の色を変える。選ばれし者しか持ち上げられない特殊なハンマー、ムジョルニアだと気がついてしまったのだ。
ムジョルニアを取り戻すべく、ジェーン達とはここで別れることに。
シールド参上。
ソーと別れたジェーン達がラボに向かうと、そこではコールソンが研究資料の押収を進めていた。
人生をかけた研究資料を奪われたジェーンはセルヴィグの静止を振り切り、ソーと合流。シールドから研究資料を取り戻すべく、ムジョルニアの元へと急ぐ。
だが既にシールドはムジョルニアを取り囲んでいた。
なぜ悪いやつはスキンヘッドなのか
シールドによる観測が行われている中、ソーは単身施設に潜り込む。人間の身に落ちたといえど、持ち前の筋力で推し通る。そしてついにムジョルニアへと辿りつく。
だがムジョルニアは持ち上がらない。オーディンによって持ち手の資格を剥奪されてしまっていたのだ。
アイデンティティを失ったソーは膝を折る。
その様子をコールソンは観察し、施設に連行されていった。
セルヴィグっていいヤツ
素性の洗い出しを寡黙に受けるソーのもとに、尋ね人が現れた。
それはセルヴィグ博士だった。ソーをドナルドブレイクだと偽り、迎えに来たのだ。
ソーはなんとかセルヴィグ博士によって助け出された。
君は友だち
ソーを連れてラボに戻ったところ、アスガルドにいた筈の仲間たちが現れた。
彼らはアスガルドに危機が迫っているとソーに伝える。だが彼の手にハンマーはなく、神としての力もない。
その頃、銀色の何かがコールソンの前に現れた。
とこんな感じ。もし気になったのならサブスクで公開されてるマイティ・ソーを見てほしい。キット楽しめる筈だ。