SF映画に置いて既存の科学はリアリティを出すためのアクセントとして出てくることが多い。
インターステラーなんてそれがかなり顕著だ。そしてこの映画が大好きだ。
ということでMCUの方々が口にする科学知識を解説していこうと思う。今回はマイティ・ソーに出てきたワームホールについてだ。
暇なら見てみてください。ちょいとしたあなたのタメになる…かも?
マイティ・ソーから
アインシュタイン・ローゼン・ブリッチ
まずここででてきたのがワームホールの話。
ある点から遠く離れた点まで時空を折り曲げ繋げた、その間の空間がワームホールだ。
レッツトライ!二次元的ワームホール説明図!
キッズにもわかりやすく説明したいので時間があれば祇か下敷き、それからペンを用意してほしい。
まず机の上に紙を置き、どこでもいいので点を書く。その点にアスガルドと名前を書き入れてほしい。ではまた違うところに点をもう一つ書いて、地球と名付けてほしい。
その点と点を結んで宇宙と書いて、ついでに6万光年とでも書いてくれ。
するとこんなこんな用紙が出来るはずだ。
これを点と点が重なるように曲げる。
ではここから楽しい時間だ。
書いてたペンを使って点同士を突き刺してくれ。思いっきり。容赦なく。
するとビリっとした音の後に、アスガルドから地球に向かってペンが突き出ると思う。
横にすると紙の間にボールペンがいるだろう。
この間にいるペンがワームホールであり、作中で言うところの虹の架け橋(ビフレスト)。そして天体物理学における名前がアインシュタインローゼンブリッチだ。
実際の議論ではあるが事実確認をされたことがある訳が無いので机上の空論というやつ。
なぜならこの点アスガルドは、現実世界で言うところのブラックホールだからだ。
ここからこまごま
ブラックホールだからだ。と啖呵はきったが、実際確認を取ったわけではないのでこれもまた机上の空論。
あいやまたれよ。説明致す。
まずここで説明に必要なのは一般相対性理論だ。細かいことはわからないので気なるなら大学にでもいってくれ。
とりあえずまとめると
「ある位置までの距離、そこに到達するまでに費やされる時間とその早さ。所謂物理法則は同じ形でなければならない。そして重量は慣性対して等価でなければならない」を定義づけし数式にしたのが一般相対性理論。
常識的な動きは常識的な力が働いている、見えないところで。と言いたいらしい。
重力こそ無敵だから藤虎は最強
一旦話を逸れて、重力について軽く説明をする。
纏めると重力はあらゆるものにかかる力なので、時間の進みに影響する、というのがまとめだ。理由に関しては下記を見てほしい。
この数式の中では時間や空間を捻じ曲げる要素というのが重力だ。
重力が重ければ時間は遅く流れるし、反対に軽くなれば早くなる(これに関しては東京スカイツリーで光格子時計をつかい実証済みなので本当でしょう。アインシュタインはすごい)
人間の時間の概念は光をある物質に当てたときの振動数を一秒としている。時間に直せば数式にできるのでこういった議論を定義づけできるので観測可能だ。
重力はあらゆるものに加算される。光で時間を計測しているので光が歪むということは、僕らの時間も歪んでしまうという結論になる。
つまり星が重力で押しつぶされてできたブラックホールというのは宇宙空間で全方向から近しいもの全てを吸い込む。
そのために近いものから力強く段階的に時空を歪ませてしまう。
また机上の空論というやつ
世界では燃やすかヤクザに消されない限り存在し続ける物質。ここから常識的に考えるとブラックホールに吸い込まれた物はどこにいく…となる。
アインシュタイン曰く、ブラックホールの中にある事象の地平線を超えた物質はホワイトホールという出口からでてくる。という。
現時間ではその存在を確認されていない。つまり全部本当かもしれないし、そうじゃないかもしれない。たんなるアインシュタインの構想に過ぎないので机上の空論、サイエンスフィクションだ。
だがこれがフィクションを描く人達の着想になるわけです。
まぁ説明したのは雑学だと思っていてほしい。
名前の由来
入口と出口。アインシュタインローゼンブリッチを提唱しているのはあのアインシュタイン氏と、もう一人。物理学者のネイサンローゼン氏だ。
この二人はよく物理学で出てくるので覚えているととくをする。
この、説明文考えるだけでもすごいと感服する。彼らは本当に天才だ。
まだまだMCUにでてくるよ
とここでアインシュタインローゼンブリッチの説明を終えて結論を言うとヘイムダルのビフレストは重力を突破できるほどの強さで時空に穴をあける最強おじさんということだ。
やっぱ神様って強いね。
話は変わってこの時空をテーマにした科学議論はアントマンとアベンジャーズエンドゲームに出てくるので、それはその時に説明したいと思う。
それではまた次の機会に。
疲れたよ…