あと4週間後にはブラックパンサーの次作「ブラックパンサー ワカンダフォーエバー」が公開される。
その間激動の歴史を歩んでいる。これまでのワカンダについておさらいしてみよう。
・国王の死(キャプテン・アメリカ シビル・ウォー)
ウィーンの演説会にてソコヴィア協定について公演を行うためワカンダ王国がたまたま訪れていたが、ウィンター・ソルジャーに化けたヘルムートジモにより爆破テロが行われワカンダ王は死んでしまった。
この一件はウィンター・ソルジャーの嫌疑が晴れ、ジモも捕まり落ち着いた。だがワカンダ王国では遺恨が残ったままになる。
・ワカンダの罪人(アベンジャーズエイジオブウルトロンとブラックパンサー)
1988年、ワカンダには世間にひた隠しにしている宇宙からの飛来物「ヴィヴラニウム」を大量に盗まれたことがあった。
犯人はユリシーズ・クロウ。現代では南アフリカのブラックマーケットを仕切っていた。
ソコヴィアが粉々になった2018年。クロウはウルトロンに切断された右腕を、この時期のMCUでは珍しくもない衝撃波発生キャノン内蔵義手に変えていた。
CIAのエベレットロス、ブラックパンサー、ドーラミラージュは韓国でのヴィヴラニウム取引現場を抑えることに失敗したが、身柄を拘束する事に成功した。
だが「キルモンガー」というコードネームを持つ男によって脱獄を手引され、まんまとクロウを取り逃がすことに。
ティ・チャラはその時、瀕死の重傷を負うエベレットロスを連れてワカンダに戻る。
・ワカンダ王国の内乱
その後キルモンガーはあっさり殺したクロウの首を持ってワカンダに来国。
自身が先代ティ・チャカ国王の弟の息子、王位継承を持つ者としてティ・チャラに決闘を申し込んだ。
時代錯誤な殺し合いの果て、キルモンガーは勝利。下剋上を果たしたキルモンガーは、ワカンダを一日で掌握してしまった。
キルモンガーはその後、ヴィヴラニウムの影響により太古から自生している特別なハーブを焼き畑、世界に隠れたワカンダ工作員を使って武装蜂起の準備を進めるなどやりたい放題。
再び立ち上がったティ・チャラによって世界的武装蜂起を阻止した。キルモンガーは死亡、彼に協力していたボーダー族族長ウカビは拘束された。
ブラックパンサーとしての超人的な力を与えるハーブを焼かれてしまった上、王の暗い過去を暴かれてしまった混乱のワカンダ。
当代ワカンダ国王ティ・チャラは以前の王のようにはならないと考え、2018年に至るまでの長い鎖国を開くことにした。
・全宇宙の生命存亡をかけたワカンダ徹底抗戦(アベンジャーズインフィニティウォー)
ヴィジョンの額にあるインフィニティストーンを取り出すため、キャプテン・アメリカ達はワカンダを頼った。
だがヴィジョンを狙って、サノス率いるブラックオーダーと大量のアウトライダースが攻め入ってくる。
ブラックパンサー率いるワカンダ勢、キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャー、ブラック・ウィドウにハルクバスターなどのヒーロー達が手を取り合う。
彼らはシュリがインフィニティストーンを取りだす時間を稼ぐためだけに、ワカンダを埋め尽くすほどの宇宙人達との全面戦争を始める。
だが結果は残念ながらサノスによりデシメーションが行われてしまう。
地球だけではなく、この宇宙にいる生き物の半数は世界から消えることになった。
・ドッカン!地球人怒りの反撃バトル!(アベンジャーズエンドゲーム)
インフィニティ・ウォーから5年後。2023年では生き残ったヒーロー達によるタイム泥棒によって、デシメーションで死んでしまった人達が復活。ワカンダの主要メンバーも例にもれなく帰ってきた。
復活したヒーロー達の怒りの反撃によりサノス軍に猛攻。過去から持ってきたインフィニティストーンを使って、アイアンマンの生命と引き換えにサノス軍を打ち破った。
廃れていた地球にまた明かりが灯る。だがいいことばかりではない。
5年をかけて戻ってきた大量の人々と空白期間で変わり果てた現状の不和によって、新たな混乱が生まれていた…
・一旦の大筋はここまで
フェーズ4に至るまでのワカンダの歴史はこんな感じ。次の記事は現状のワカンダについて考察してみよう思う。