アメコミヒストリー

マーベル振り返ったり考察したり

上映迫る!ブラックパンサーワカンダフォーエバーまでのあらすじ!

あと4週間後にはブラックパンサーの次作「ブラックパンサー ワカンダフォーエバー」が公開される。

その間激動の歴史を歩んでいる。これまでのワカンダについておさらいしてみよう。

 

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・国王の死(キャプテン・アメリカ シビル・ウォー)

 

 


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ウィーンの演説会にてソコヴィア協定について公演を行うためワカンダ王国がたまたま訪れていたが、ウィンター・ソルジャーに化けたヘルムートジモにより爆破テロが行われワカンダ王は死んでしまった。

この一件はウィンター・ソルジャーの嫌疑が晴れ、ジモも捕まり落ち着いた。だがワカンダ王国では遺恨が残ったままになる。

 

・ワカンダの罪人(アベンジャーズエイジオブウルトロンとブラックパンサー)

 

 

1988年、ワカンダには世間にひた隠しにしている宇宙からの飛来物「ヴィヴラニウム」を大量に盗まれたことがあった。

犯人はユリシーズ・クロウ。現代では南アフリカのブラックマーケットを仕切っていた。

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ソコヴィアが粉々になった2018年。クロウはウルトロンに切断された右腕を、この時期のMCUでは珍しくもない衝撃波発生キャノン内蔵義手に変えていた。


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CIAのエベレットロス、ブラックパンサー、ドーラミラージュは韓国でのヴィヴラニウム取引現場を抑えることに失敗したが、身柄を拘束する事に成功した。


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だが「キルモンガー」というコードネームを持つ男によって脱獄を手引され、まんまとクロウを取り逃がすことに。

ティ・チャラはその時、瀕死の重傷を負うエベレットロスを連れてワカンダに戻る。

 

・ワカンダ王国の内乱


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その後キルモンガーはあっさり殺したクロウの首を持ってワカンダに来国。

自身が先代ティ・チャカ国王の弟の息子、王位継承を持つ者としてティ・チャラに決闘を申し込んだ。


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時代錯誤な殺し合いの果て、キルモンガーは勝利。下剋上を果たしたキルモンガーは、ワカンダを一日で掌握してしまった。

 

キルモンガーはその後、ヴィヴラニウムの影響により太古から自生している特別なハーブを焼き畑世界に隠れたワカンダ工作員を使って武装蜂起の準備を進めるなどやりたい放題。


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再び立ち上がったティ・チャラによって世界的武装蜂起を阻止した。キルモンガーは死亡、彼に協力していたボーダー族族長ウカビは拘束された。

 

ブラックパンサーとしての超人的な力を与えるハーブを焼かれてしまった上、王の暗い過去を暴かれてしまった混乱のワカンダ。

当代ワカンダ国王ティ・チャラは以前の王のようにはならないと考え、2018年に至るまでの長い鎖国を開くことにした。


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彼らがもつ先進的なテクノロジーは世界へと広がっていく。

 

・全宇宙の生命存亡をかけたワカンダ徹底抗戦(アベンジャーズインフィニティウォー)

 

 

ヴィジョンの額にあるインフィニティストーンを取り出すため、キャプテン・アメリカ達はワカンダを頼った。

だがヴィジョンを狙って、サノス率いるブラックオーダーと大量のアウトライダースが攻め入ってくる。

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ブラックパンサー率いるワカンダ勢、キャプテン・アメリカとウィンター・ソルジャー、ブラック・ウィドウにハルクバスターなどのヒーロー達が手を取り合う。

彼らはシュリがインフィニティストーンを取りだす時間を稼ぐためだけに、ワカンダを埋め尽くすほどの宇宙人達との全面戦争を始める。

 

だが結果は残念ながらサノスによりデシメーションが行われてしまう。

地球だけではなく、この宇宙にいる生き物の半数は世界から消えることになった。

 

・ドッカン!地球人怒りの反撃バトル!(アベンジャーズエンドゲーム)

 


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インフィニティ・ウォーから5年後。2023年では生き残ったヒーロー達によるタイム泥棒によって、デシメーションで死んでしまった人達が復活。ワカンダの主要メンバーも例にもれなく帰ってきた

 

復活したヒーロー達の怒りの反撃によりサノス軍に猛攻。過去から持ってきたインフィニティストーンを使って、アイアンマンの生命と引き換えにサノス軍を打ち破った。


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廃れていた地球にまた明かりが灯る。だがいいことばかりではない。

5年をかけて戻ってきた大量の人々と空白期間で変わり果てた現状の不和によって、新たな混乱が生まれていた…

 

 

・一旦の大筋はここまで

フェーズ4に至るまでのワカンダの歴史はこんな感じ。次の記事は現状のワカンダについて考察してみよう思う。

秋は筋肉ざかり!マッシブなアクション映画選!

読書の秋、芸術の秋、食欲の秋。全部まとめると映画の秋。

何でもやりやすい状況になると、なんにもできないことは無いだろうか。そんな暇が発生したときにアクション映画を見るとかなり効く

観るだけで刺激的な映画を紹介したい、もし暇あれば試してみてほしい。

 

Netflix原産のとれたて筋肉映画

タイラーレイク-命の奪還-


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マイティ・ソーから知名度が爆発したクリヘムの筋肉が爆発するアクション映画。

マッシブなクリヘムの筋肉が雑草のように現れる雑魚兵に全く容赦なしに殺す。膂力に殺意を込めて叩き潰す様はかなり爽快だ。所謂疑似ワンカットシーンでは途中から襲われてるのか襲ってるのか混乱するほど。

・妙に納得できる無慈悲鉄槌アクション


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主人公タイラーレイクは傭兵としてのスキルは一級品。それを底上げしているのは、腕の太さから見て取れる筋肉だ。

筋肉戦車と化したタイラーは、そのフィジカルを遺憾なくスクリーンで発揮している。

 

床に落ちた鍬に頭を押さえつけたり、弾が切れたハンドガンを敵のゴーグルに射し込んだり、まるで人形でも壊すようだ。もうやめてあげて、と言いたくなる。


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そして同格相手とのアクションシーンは、まるで本当の殺し合いでもしているようなスリル感が脳みそを刺激する。

 

もちろん現実ではそんな動きできるか?と疑問符になるが、クリヘムの筋肉を見ると妙に納得できるのがこの映画の良さだ。


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・疑似ワンカットシーンが体現したのはスリルと破壊美


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ワンカットシーンとは、場面が切り替わるまでの一つの映像。つまり作品の流れが途切れるまでがワンカットシーンという。

タイラーレイクでは擬似的に作り出したワンカットシーンに注目してほしい。

 

麻薬王の息子を救出してから街に現地入り、波のように押し寄せる敵を力まかせに潰し、追跡者から逃走する。この一連の流れをまるでずっと撮影しているように魅せている。

途切れることのないアクションが本作の見どころ。

Netflixに加入しているなら見なければ損だ。

 

 

 

・クソダサパッケージに復讐してくれ

サベージ・キラー


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あまり知名度はない本作。

巷で言うところのB級作品として扱われるが、この映画は主人公の殺意のこもったアクションや気持ちの叫びなど、エモーショナルな表現力に優れている隠れた名作だ。

何故隠れているのかと問われれば、パッケージがあまりにも凄惨だったからだと言う他ない。

 

・パッケージデザイナーは何を諦めたのか

 

サベージ・キラー(字幕版)

サベージ・キラー(字幕版)

  • アマンダ・エイドリアン
Amazon

本作品が取り扱うコンテンツはホラーアクション。

インディアンの亡霊によって死から蘇ったヒロインは、弄んだ男どもに復讐する話になっている。


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ネイティブ・アメリカンから授かった石斧と弓矢を使い、レイプ犯の男どもを酷い殺し方で追い詰めていくのが大筋だ。

ある意味作品レイパーなパッケージデザイナーもやってくれ。

 

・ワンカットに込められた感情の演出と意味のあるゴア表現


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ワンシーン毎に乗る主人公の静かな感情が光っている。どの場面を切り取っても明確な殺意がかっこよさを引き立たせていて壁紙にしたくなるほどだ。

 

まるで絵のように完成された主人公の出で立ちから、辱めた男たちへの圧倒的な殺意が伺えてB級作品と呼ばれるには惜しいほど。

ここを理解できる人ならば、ゴア表現にもちゃんとした意味があるのだとわかるはずだ。

 

ただやたらと腸が長いのは疑問符がついてしまうが…

 

 

 

・両方とも頑張りすぎてダブルスタントの意味が無い

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

 

マーベルシネマティックユニバースに連なる、キャプテン・アメリカ単独作品第二弾。

この映画は前作のキャプテン・アメリカファーストアベンジャー、そしてアベンジャーズ全く活躍出来なかったキャップの進化を見ることができる。

 

あまりの進化っぷりに本作品はインターステラーと並んで、第87回米国アカデミー視覚効果賞にノミネートされ、今まで批評を覆した。


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・動けるお兄さん呼ばわりされていた


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飛んだり跳ねたり殴ったり、偶に盾をブーメランみたいに投げるお兄さん。何でリーダー面しているのかわかんない。

姪に聞いたキャプテン・アメリカの印象だが正直に言わせてもらう。

そのとおりだ。

人間尺度の最強から飛び抜けない、地に脚をつけたヒーローなので目劣りするのはそれはそう。

なので僕はこの作品を姪に見せた。感想は上記に付け加えて「でもカッコいい。」を頂いた。

 

・ダブルスタントの血と汗


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今までのキャプテン・アメリカに足りなかったのはリアルなアクションシーンだった。役者陣の鍛え抜いた体に加え、監督と相談しながらアクションスタントは冴えていく。

俳優と制作陣の絶対に見返してやるという気概がアクションシーンで余すところなく発揮しており、アカデミー賞を獲得するまでに至った。

 

視聴効果とアクションスタントの努力が実を結んだ結果を、あなた自身で見てほしい。

 

 

 

・世界で一番ゴリラに近いバットマン

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生

 

マーベルから轡を返して、今度はDCコミックス原作。

DCエクステンデッド・ユニバースと呼ばれるシリーズ群2作目となる本作品。スーパーマンとは違う肉弾戦仕様のヒーロー、ベン・アフレック演じるバットマン意味わからんほどゴリラアクションをしているので楽しい(混乱)

 

・ベンアフパッパのゴリラアクション

本作品の見どころの1つとして、シリーズ最高にガタイがゴツいバットマンのアクションだ。


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溢れ出る筋肉。その下に包んだ正義。

悪者に対しての容赦なさはこのヴィジュアルによって底上げされ、それは多数vs1になったシーンで発揮された。

 

ギミックを利用しながら力の限り悪を打ち倒す殺陣はまるで本当にゴリラだ。過去シリーズの中でもベン・アフレックバットマンの重苦しい一撃は過去を遡っても類を見ない。

 

・神と人間の対比。見るものによってあり方を変える平穏と恐怖の存在


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スーパーマンという絶対的な力、神に据え置く程の存在に立ち向かう人間のバットマン

誰が見てもこの構図は不利を感じるだろう。

だが作品を通して監督がお客に伝えたいメッセージというのが「見方」だと思われる。


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救われた者の目には神のように見える存在だが、それ以外の人間から見れば「スーパーマン」と呼ばれる絶対強者は「恐れ」の対象だ。

 

バットマン主体のシーンが多い本作品では、スーパーマンが現れると到底勝ち得ない絶対の恐怖として演出されていた。

だが反転すれば希望の象徴となる。ヒーローという虚像が希望に変わるまでの道中が次作「ジャスティスリーグ」に繋がる訳だ。

 

 

ダークでシリアス、けれどもゴリラアクション

正統派なアメコミヒーロー映画とも言える。しっかりとアメコミ映画を見たいときはこの作品を手にとって欲しい。

 

 

 

・長文失礼しました

色んなサブスクがある近年。ピンとハマる映画を見つけるのは大変だと思う。この記事があなたの役に立つ事を願っております。

ウェアウルフバイナイトに出てきたマンシング。彼の役割とは…

ウェアウルフバイナイトが終わり、シーハルクが終わり、ブラックパンサー ワカンダフォーエバーまでは何もない今日このごろ。

ふとウェアウルフバイナイトで気づいた事があった。

 

・とんでもないキャラクターが現れたドラマ



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ウェアウルフバイナイトでは、最初のプロローグにて「アベンジャーズが活動する裏で、闇世界から現れた魔物は、多種ある家系のハンター達により狩られていた。」ということが語られた。

そういった神秘的な自衛活動は昔からあったと前々の作品から示唆されている。

 

2016年公開の映画ドクター・ストレンジではサンクタムサンクトラムを基地とした魔術師軍団「マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ」が登場した。
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彼らは古来から身振りや呪文によって多元宇宙よりエネルギーを引き出す技法を用いていたとされている。

これは昔ながらという意味合いになり、アベンジャーズ以前より魔法が存在していたというメッセージだ。

 

 

脱線した。話を戻そう。
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ウェアウルフバイナイトの物語は、魔物を狩る血筋の一つであるブラッドストーン家のオカルトお家騒動に巻き込まれた狼男とマンシングの話になっている。

 


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ここで注目したいのはマンシングだ。原作では下ネタイジリされやすい彼についての言及は、実はこの作品だけではない。

エージェント・オブ・シールドのシーズン1第20話、マリア・ヒルの審問会にて言及された。


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時期的にはフェーズ2、キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーの後だ。

ブラック・ウィドウはシールドが保持していた機密データをネットに流出させたことで情報組織として崩壊し、隠れ潜むヒドラを暴いた。

その直後にヒルがスターク・インダストリーズに転職、ペッパーの秘書として務めていた時の場面だ。

 

ここではシールドがマンシングという謎の生物を知っていたという風に考えられる。今に至ってはカメオ的な発言ではなさそうだ。

宇宙人とインヒューマンズの存在をひた隠しにしていた組織なので割りとありそうな感じ…

 

・マンシングが住む沼地は…


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原作でのマンシングはシールド絡みの血清で生まれた怪物。環境生化学者セオドア・テッド・サリス博士が開発段階にある、人間を強力な生物に変える薬品によって変貌した姿だ。

 

 

ドラマ ウェアウルフバイナイトではマンシングとは呼ばれず、テッドと言う愛称かあったこと

総合プロデューサーのケビン・ファイギが根深いコミックヲタクであることからこの設定を引き継いでると考えられる。

 

マンシングは泥の体、怪力無双というテンプレ。そして特筆すべきは他人の感情に引き寄せられるという設定だ。


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当初の仕様にはなかったであろう能力が発露した原因は、恐らく彼がいた沼地「ネクサス・オブ・オール・リアリティ 」に起因するかもしれない。

 

 

・どこまでも拾い上げるマーベル・スタジオ

ドラマのラストシーンでコーヒーを嗜んでいた沼地がマンシングの住処、ネクサス・オブ・オール・リアリティ だろう。


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どういう場所かといえば、マーベルコミックで言うところ次元の扉。パラレルワールドが交差し、現実と現実の境界線が弱まる神秘的な場所だとされている。

単なるカメオ的な感じではなくネクサス・オブ・オール・リアリティはある!というには弱いかもしれないが、エビデンスはある。

 

・フェーズ2からのエビデンス。予言者セルヴィグ博士。


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ソー単独シリーズの2作目、ダークワールドでの一幕。全裸になってストーンヘッジで大暴れしたエリックセルヴィグ博士が収監されていた精神病棟の黒板にある。

ここに書かれているのは

・アース616

・ネクサス・オブ・オール・リアリティーズ 

・フォルト(次元の裂け目)

・クロスロード(次元間の接続ポイント)

 

この時のセルヴィグ博士はロキのセプター「マインド・ストーン」によって洗脳され、開放された後に混乱していた。それから洗脳されている間、四次元キューブ「スペースストーン」によって真実を見たと言及しており、それを黒板に書いたのだとすれば真実味がある。

 

そしてもう一つのエビデンスとして、黒板に書かれていた通りにMCUの世界がアース616だという裏打ちはドラマ ロキが知らせてくれている。


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この箇所にはアース616から分岐し生存したロキである事が記載されている。つまりMCUから今日まで公開された作品群はアース616「神聖時間軸」という定義付けになる。と思う。

 

何が言いたいかと言えば、あの黒板は事実を語っている可能性があるという事だ。

セルヴィグ博士が乱心して全裸で暴れ回ったのは、宇宙消滅を招くインカージョンを知ったからではなかろうか。

 

 

マルチバースの繋ぐ扉

マンシングは作品間を束ねて、世界観を広げる役割になりそうだというのが僕の予想。

全ての時間を支配するカーン、それと対峙するアベンジャーズ達にドラマで活躍するヒーロー達を合流させるための扉として機能しそうだ。楽しみ!

 

 

それから次元という言葉に付随してくる魔法、闇の勢力。もしかしたら近々最強悪魔メフィストが現れるかもしれない。悪魔系のヴィランには要注目しておきたいところだ。


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闇の次元と呼ばれる存在の片鱗が出てきた今日このごろ。次元の扉が開かれるとどんなキャラクターが現れるのか気になって仕方がない。

僕はニコラス・ケイジゴーストライダーが、MCUにスクリーンバックしてほしいと願っている。


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癖になるホラー映画2選!!

10月といえばハロウィンだが、みんなは一体どんな映画を見ているだろうか。

僕は基本的には怖いものみたさで何でも見るドMだが、そのおかげで割りと面を食らうことが多い。

なので本記事ではそんな映画をおすそ分けしたいと思う。暇なら見るよろし。飛ぶぞ。

 

・無言の圧力が一番のホラー

ウィリーズワンダーランド

 

僕は最初「あの人形が襲ってくる…ゲーム原作の…ホラー映画なんだっけ…」とAmazonPrimeを彷徨っていた。そんなときに見つけたのがこのウィリーズワンダーランドだ。

内容は正直ありきたりっちゃありきたりなので割愛する。だが絵面よし、ボケよし、ニコラス・ケイジよしの個人的三冠を果たしているのでわりと面白かった。

 

・拳でしか語らないニコラス・ケイジ


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ニコラス・ケイジが演じるキャラクターは終始一貫、人語を話さない背中で語る系おじさん。少しも喋らないので吹き替え配役が空欄だ。

個人的には大塚明夫ボイスを求めて本作を視聴、最後まで期待を持っていたが最後まで喋らなかった。

喋らないため名前すら判明することなく映画は終了する。

 

そんな事を不快に思わないのは、一重にニコラス・ケイジだからだろうか。

 

・可愛らしいアニマトロニクスが立ち向かうニコラス・ケイジという暴力


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作中の主人公と言っても差し支えのない、可愛らしい人形達。愛らしさと残酷さを兼ね備え人間を襲う悪魔のような彼らを、それ以上の残酷さで打ちのめす無言のニコラス・ケイジが見どころだ。ある意味ではケイジこそがホラーなのかもしれない。

 

僕のお気に入りのキャラクターはゴリラのガスさん。

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用を足しているニコラス・ケイジさんを襲う狡猾さ、大便器を使ったトリッキーさで翻弄するゴリラのガスさん。

頭脳と腕力と恐怖のミルフィーユで襲いかかるが、清掃備品のラバーカップで残酷に殺された。ザコカワイイ。

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B級とは言い難い映画だが、ラストは予想していた方向に裏切られる。暇つぶしに丁度いいので、ピザのお供にでもどうぞ。

 

因みに僕が間違えていた映画はFive Nights at Freddy'sだ。まだ公開されなかったが、最近プロジェクトに動きがあったようだ。楽しみ。
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・新しいホラーアイコン

マリグナント 狂暴な悪夢

イカすパッケージに見惚れたのとジェームズ・ワン監督の作品になるマリグナントは、予告編が出てきてから気になっていた映画だ。

 

ソウ、死霊館シリーズ、インシディアスシリーズ、ワイルド・スピードスカイミッション、そしてアクアマンを努めた売れっ子監督がメガホンを取っている。

かなり強烈なグロ描写と新しいキャラクター像が目に焼き付く映画だった。


・夢と現実の曖昧さに狂わされるf:id:rkomuta:20221010175518j:image

主人公のマディソンは人を殺す夢に悩まされていたが、現実ではそれを裏打ちするように死体が発見される。

勿論マディソンは人殺しをした覚えはないが、実際に殺人事件は起きている。辛く悲しい思いと出来事を結びつけるのは異形の殺人鬼「ガブリエル」だ。


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実際に存在するガブリエルの犯行を、何故マディソンが夢に見るのか。どこまでざ夢で現実なのか。驚きの展開がラストに詰まって押し寄せる、ジェットコースタームービーだ。

 

ホラー映画界のアメコミヒーロー「ガブリエル」


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腕と足の関節は逆に曲がり、電波を操る能力と人の領域を超えた力にスピード。まるでスーパーヒーローのような動きで、人を死に追いやる怪物が本作の目玉。彼の出生からアクションに至るまで、目の離しどころがまるでない。

 

油断も隙もあったもんじゃない映画だ、刺激の足りない夜に見ることをオススメする。

 

 

 

 

シーハルク8話でおさえておきたいポイント

シーハルク8話ではキーワードとなる言葉が沢山出てきた。

・ソコヴィア協定の廃止

・ヴィヴラニウム製の武器がオークションに。

・ワカンダ留学

これらは今後の作品に関わりそうな言葉ばかりだ。今回はそれについて考察していきたいと思う。


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・ソコヴィア協定の廃止


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リープフロッグこと、ユージーンパティリオの裁判の中でマットからでた事実だ。

キャプテン・アメリカシビル・ウォー、エージェントオブシールド(シーズン4から)以降はあまり触れられていなかったが、シーハルクでやっと進展を聞けた。

協定は廃止になっていた。協定の内容を考えるとそれはそうだろう。

 


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・ソコヴィア協定の内容

国連による協定に署名した場合、国連認可外の超能力による自警団活動、そういった類の技術は認めない。認可外の登録者、又は加担した登録者も同様に処される。

 

実例としてシビル・ウォー後のキャプテン陣営は協定違反になった。帰宅したホークイは軟禁、スコットラングは2年の自宅軟禁と3年の保護観察。ワンダ、サムは海中刑務所送りとなった。

 

現状のMCUでは超能力どころか、かなりの人外が跋扈している。それらを署名させるとなると本当にコミックのような戦争になりかねないし、ある意味ではディストピアのようだ。廃止されて然るべきだろう。


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まぁそのためにダメージコントロールがあるしね。

 

 

・ヴィヴラニウム製の武器がオークションに。


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第8話では変態なナルシストエンジニア トッドが興味深い発言をしていた。

というのもドーラミラージュが使っていたヴィヴラニウムの槍をオークションで競り落とし、ワカンダから正式な返還要求が送られていたことだ。



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フェーズ3のブラックパンサーではワカンダ国内の動乱を描いていたが、ラストでは長らくの鎖国状態を開国した。

その折に、アメリカのカリフォルニア州オークランドにワカンダ国際支援センターを設立。ワカンダの先進技術を世界に発信する大使館ができた。

その流れを組むと、ワカンダの技術が公になる裏で流通されている可能性ができた。

 

ドラマホークアイでは裏オークションにおいてシールドの品が流出され、せりにかけられていた。


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どんな世界でも裏がある。この糸を引いているのはもしかしなくても、キングピンなのかもしれない。

 

 

・ワカンダ留学


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もう一つワカンダ関係で興味深いワードがあった。それは留学だ。このバックボーンは上記から簡単に推察できるが、恐るべきはワカンダに流入した人間たちにある。

 

ワカンダがインターンを受け入れる態勢が出来上がったのなら、大学から留学生を受け入れているのだろう。

上記項目二項は恐らくブラックパンサーワカンダフォーエバへと繋がるだろう。

 

因みにオークランド州は黒人開放闘争を展開した政治組織ブラックパンサー党がある。そういった現実へのトレースを上手くできるのがマーベル・スタジオだ。

 

 

シーハルクは次でラスト、どんなてん末を迎えるか楽しみだ。

 

8年前にサバゲーチームに入った時の話 2


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きっちゃん、コツコツボーンキング、僕の三人はヤニおじの手ほどきもあって基礎知識はバッチリ。ヤニおじさんチームの5人のおかげで、和気あいあいで楽しい時間を閉店まで過ごせた。

 

・すごい純粋に見える人を恐れるべき

何かと懇意にしてくれた。

銃のリロードの仕方同じメーカーのマガジンなら互換性があって仲間内で貸し渡せる事チーム同士での動き方などなど。

僕は教えてくれた事よりも、僕より一回り上の世代が楽しそうに遊んでいる表情がよかった。楽しむことに年齢なんて関係ないんだとわかったからだ。

 

それから連絡先を交換し、後日京都の方にあるサバゲーフィールドに行く流れになった。

そこでヤニおじさんチームの名前が判明する。

 

フィアーザウォーリアーとかなんとかっていう名前だ。名前強強な感じだが、メンバーのラインナップで考えるとかっこよさだけが浮き彫りで、僕らはその一つになるのだと考えると楽しみで仕方がなかった。


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・楽しさの押しつけが「推し活」であってはならない

後日フィアーザウォーリアーの車に相乗りさせてもらった。京都に到着すると、僕らは事前に買ってきた装備を机に広げた。

 

コツコツボーンキングは貰い物や安売りを集めて装備していたが、激痩せ型なために貧困ベトナム兵にアップグレード。

きっちゃんは黒多めな装備に整っており、なんだか特殊工作員みたいな感じに仕上がっていた。

 

そんな中で僕は半袖ジーパンとユニクロ装備でラフさを追求、新しく買ったコルトガバメントと皮のベルトを付けて腰回りには専用ホルスターを装備していた。

 

メタルギアシリーズのビッグボスが持っていた武器。僕はメタルギアソリッド3から入っていたので、買うならこれだな(使命感)と最初から決まっていた。

 

机に置いて写真を撮ったり撮ってもらったり、これから始まるゲームの相棒をスタートするまで可愛がっていた。

すると、急に背後からタバコの匂いが流れてくる。


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「あ、それね。みんなグロッグ持ってるからマガジン使い回せないんだよ。僕の貸してあげるから使ってね。」

 

意表を突く言葉が頭に刺さった。流石にこれはどうなんだと思って「いや。僕はこれが使いたいんですけど…」と反抗したが全部無視されグロッグを手渡された。

 

いやかっこいいけど、違うんだよ…

そんな言葉は届かないのはわかっていたので、なくなくグロッグのグリップを握った。

 

ちなみにいうが僕が買ったコルトガバメントは、グロッグとの互換性がないマガジンになる。しかもメーカーも違うので使い回しは基本的にはできない。

だがフィアーザウォーリアー(笑)の皆さんはグロッグで装備を統一していた。そんなもん押し付けて来んなよと言えばよかったな…

 

・全部氷山の一角。

一応言っておくが、こんなプレイヤーは稀だ。それだけはわかっていてほしいし、基本的には優しい紳士のスポーツであることを念頭においてほしい。


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「あ、そこに敵が隠れてるからサッと行ってよ。僕にげるから」


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「たまなくなっちゃったからマガジン貸してよ。」


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「えっ!君が持ってきた銃装備してきたの?マガジン使えないからいらないのに。自己中心的だなぁ…まぁいいけど。」

 

先日の印象がまるで嘘のようで、正直キレる一歩手前だった。

俺はチームのメンバーでもなければ部下ではない、そんな怒りを出してしまうと周りに伝播するので隠していたが、ゲームが終了するまでサバゲを楽しめなかった事を覚えてる。

 

良いところは単なる印象で、性格の先っちょで、その延長線にはちゃんと嫌な所がある氷山の一角だったのだ。いい勉強になったよ本当に。

 

 

・悲しい帰り道


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最寄り駅におろしてもらい、僕ら三人は電車で帰ることになった。

 

駅のロータリーで僕はみんなと笑顔で話しながら次はないかな…なんて考えている。

そんな僕の気持ちを察したのか、ヤニおじがトドメをさした。


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じゃあ毎週水曜日と土曜日がサバゲー定例会だからあけといてね。

 

一瞬何を言っているのかわからなかった。わかった途端、僕はムチャクチャにイラついてしまった。

 

サバゲー定例会とは、一週間のうちのどこかに日時を決めて毎週開催するサバゲーのことだ。サバゲーフィールドは基本的に営業時間が9時〜17時まで。そこを踏まえてヤニおじ語録を翻訳するとこうだ。

「毎週平日のど真ん中、有給取ってサバゲーに参加しろし」

こんな事を言われて平然とできるやつの気がしれない。僕はもう無理だな…ということでお断りした。

 

どうやらヤニおじさんはフリーターだったようだ。本人曰く「遊びに本気になれ若者よ、今しかないのだから。」だそうだ。本気になりすぎて色んな物を忘れている人の言葉の重みは違うな。

 

・終わったので始めた。

帰りの電車でため息をつきながら今日のことをまとめてみた。

こんな楽しい遊びを台無しな気持ちにしてしまうのは、期待が高すぎたこと、人間性とグループ全体の価値観が違いすぎること。

形にハメて整えようと切り取るからバリが出る。製造業に入っていた僕はある種の考え方があった。適材適所だ。僕はこの件を踏まえて同じ穴のムジナを集めようと思ったのだ。

 

揺れる車内できっちゃんに言ったのは単なる一言。

「きっちゃん、チーム作ろっか。」

僕がいた小学校に転校してきた明るい性格の陰キャヲタク。フランクで頭が良くて、僕にはもったいない親友。だから返事もわかっていたから言ってみた。


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「いいのぜ。」

 

色んな意味でラクな友達で助かる。

 

それから僕ら幼馴染3人は、サバゲーチームを作った。


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色んな事を試しながら、トラブルも乗り越えて僕らのチームは活動こそ衰退しているが、8年間続いている。

 

因みに名前は焼肉屋さんで決めた。店員がオーダー繰り返したときに最初にでた名前にしようということで、さくらゆっけ3人前となった。

 

そこでのトラブルはまたいずれ。

 

 

 

8年前にサバゲーチームに入った時の話。

高校を卒業して仕事に入り、成人式を迎えて酒や遊びに、色んなことができるようになった8年前。

僕は何か新しいことを始めようと思った頃は、ゲームばかりして肥満体型だった。


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・動かなければ!(クソデカビッグボーナス)

当時体重90kg目前で汗かき。酒とタバコと油モノに溺れ、皮膚が弱かったこともあって流石にやばいとなった。当時メタルギアシリーズに心惹かれていた僕は、真っ先に幼馴染のきっちゃんに声をかけた。

 

もしかしたら嫌われるかも…とか、流石に引かれるかな…なんて自分の趣味に後ろめたさを感じていたが。

「いいのぜ。」

と即答を頂いた。

もう一人の幼馴染のコツコツボーンキング(体脂肪計がエラーを起こすほど痩せていたため)も誘い、サバゲーをやることになった。

 

・大阪にある某サバゲフィールド

取り敢えずサバゲーに出向くためには色んなものを買い揃えないと戦場に行けない!なんて僕らは思っていた。


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そこはやはりビジネス化されている。

商業展開に進化したサバゲーはやはり集客する課題があるので、そこで躓くのはやはり僕のような一般ピープルだ。身持ちがない。

銃、玉、ゴーグル、サバゲ用のマスク、そしてサバゲー用の服装だ。

 

そんな僕が所謂サバゲーフィールドに聞くと一式レンタルできると返答があった。

お店は参加費3500円、登録費500円、サバゲグッツをレンタルすればセット金額合計五千円だと言われ、そそくさ参加した。

 

・僕がやりたかったのは

もちのろんでセット料金にしたか、サバゲー用の服装はお断り致した。そこはお店と相談すればなんとかなったりする。服装をお断りした理由は一つ。いや2つある。

 

・人の汗と泥にまみれた服が選択したとは言え、嫌だったこと。

・PMC装備が好きだったこと。

 


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フィールドで貸し出しているのは大体が上の画像のような迷彩柄。所謂、軍人さんが着るようなカモフラ(カモフラージュ)だった。

僕はそこに一切のロマンを感じなかった。僕がやりたかったのはラストオブアスジョエルや。


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ウォーキングデッドのリック


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彼らのような私服で武装したおじさんPMC装備(民間軍事会社)に興味ビンビンだった。


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写真は違う時期にみんなで行ったサバゲー写真だがこんな感じ。自分の中でやりたい服装を体現することが、サバゲの醍醐味だ。

 

・レッツゴー

紆余曲折あって服装はミリタリージャケットにジーパンで決定。かばんに服とやる気を詰め込んで、僕のタントカスタムで岸和田に向かった。



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途中道に迷って狭路でサイドミラーを粉砕したが、町の名もなき車修理おじさんに直してもらったので無問題。

 

現地に到着すると、年齢差の激しいおじさん達に迎えられた。どうすればいいかわからず3人で受付を探していると、気のいいおじさんに声をかけられた。


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「きみたちはじめて?受付ならこっちだよ?」

気のいいおじさんはタバコ臭かったので、ヤニおじとしておこう。

ヤニおじはサバゲチームのリーダーをしている人で、とても話しやすく気さくで、すぐに仲良くなった。

だが僕らはこれが

大学新入生のサークル勧誘活動と全く同じだった事に気づきもしなかった。

 

 

次に続く。