アメコミヒストリー

マーベル振り返ったり考察したり

ウェアウルフバイナイトに出てきたマンシング。彼の役割とは…

ウェアウルフバイナイトが終わり、シーハルクが終わり、ブラックパンサー ワカンダフォーエバーまでは何もない今日このごろ。

ふとウェアウルフバイナイトで気づいた事があった。

 

・とんでもないキャラクターが現れたドラマ



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ウェアウルフバイナイトでは、最初のプロローグにて「アベンジャーズが活動する裏で、闇世界から現れた魔物は、多種ある家系のハンター達により狩られていた。」ということが語られた。

そういった神秘的な自衛活動は昔からあったと前々の作品から示唆されている。

 

2016年公開の映画ドクター・ストレンジではサンクタムサンクトラムを基地とした魔術師軍団「マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ」が登場した。
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彼らは古来から身振りや呪文によって多元宇宙よりエネルギーを引き出す技法を用いていたとされている。

これは昔ながらという意味合いになり、アベンジャーズ以前より魔法が存在していたというメッセージだ。

 

 

脱線した。話を戻そう。
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ウェアウルフバイナイトの物語は、魔物を狩る血筋の一つであるブラッドストーン家のオカルトお家騒動に巻き込まれた狼男とマンシングの話になっている。

 


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ここで注目したいのはマンシングだ。原作では下ネタイジリされやすい彼についての言及は、実はこの作品だけではない。

エージェント・オブ・シールドのシーズン1第20話、マリア・ヒルの審問会にて言及された。


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時期的にはフェーズ2、キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーの後だ。

ブラック・ウィドウはシールドが保持していた機密データをネットに流出させたことで情報組織として崩壊し、隠れ潜むヒドラを暴いた。

その直後にヒルがスターク・インダストリーズに転職、ペッパーの秘書として務めていた時の場面だ。

 

ここではシールドがマンシングという謎の生物を知っていたという風に考えられる。今に至ってはカメオ的な発言ではなさそうだ。

宇宙人とインヒューマンズの存在をひた隠しにしていた組織なので割りとありそうな感じ…

 

・マンシングが住む沼地は…


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原作でのマンシングはシールド絡みの血清で生まれた怪物。環境生化学者セオドア・テッド・サリス博士が開発段階にある、人間を強力な生物に変える薬品によって変貌した姿だ。

 

 

ドラマ ウェアウルフバイナイトではマンシングとは呼ばれず、テッドと言う愛称かあったこと

総合プロデューサーのケビン・ファイギが根深いコミックヲタクであることからこの設定を引き継いでると考えられる。

 

マンシングは泥の体、怪力無双というテンプレ。そして特筆すべきは他人の感情に引き寄せられるという設定だ。


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当初の仕様にはなかったであろう能力が発露した原因は、恐らく彼がいた沼地「ネクサス・オブ・オール・リアリティ 」に起因するかもしれない。

 

 

・どこまでも拾い上げるマーベル・スタジオ

ドラマのラストシーンでコーヒーを嗜んでいた沼地がマンシングの住処、ネクサス・オブ・オール・リアリティ だろう。


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どういう場所かといえば、マーベルコミックで言うところ次元の扉。パラレルワールドが交差し、現実と現実の境界線が弱まる神秘的な場所だとされている。

単なるカメオ的な感じではなくネクサス・オブ・オール・リアリティはある!というには弱いかもしれないが、エビデンスはある。

 

・フェーズ2からのエビデンス。予言者セルヴィグ博士。


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ソー単独シリーズの2作目、ダークワールドでの一幕。全裸になってストーンヘッジで大暴れしたエリックセルヴィグ博士が収監されていた精神病棟の黒板にある。

ここに書かれているのは

・アース616

・ネクサス・オブ・オール・リアリティーズ 

・フォルト(次元の裂け目)

・クロスロード(次元間の接続ポイント)

 

この時のセルヴィグ博士はロキのセプター「マインド・ストーン」によって洗脳され、開放された後に混乱していた。それから洗脳されている間、四次元キューブ「スペースストーン」によって真実を見たと言及しており、それを黒板に書いたのだとすれば真実味がある。

 

そしてもう一つのエビデンスとして、黒板に書かれていた通りにMCUの世界がアース616だという裏打ちはドラマ ロキが知らせてくれている。


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この箇所にはアース616から分岐し生存したロキである事が記載されている。つまりMCUから今日まで公開された作品群はアース616「神聖時間軸」という定義付けになる。と思う。

 

何が言いたいかと言えば、あの黒板は事実を語っている可能性があるという事だ。

セルヴィグ博士が乱心して全裸で暴れ回ったのは、宇宙消滅を招くインカージョンを知ったからではなかろうか。

 

 

マルチバースの繋ぐ扉

マンシングは作品間を束ねて、世界観を広げる役割になりそうだというのが僕の予想。

全ての時間を支配するカーン、それと対峙するアベンジャーズ達にドラマで活躍するヒーロー達を合流させるための扉として機能しそうだ。楽しみ!

 

 

それから次元という言葉に付随してくる魔法、闇の勢力。もしかしたら近々最強悪魔メフィストが現れるかもしれない。悪魔系のヴィランには要注目しておきたいところだ。


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闇の次元と呼ばれる存在の片鱗が出てきた今日このごろ。次元の扉が開かれるとどんなキャラクターが現れるのか気になって仕方がない。

僕はニコラス・ケイジゴーストライダーが、MCUにスクリーンバックしてほしいと願っている。


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